「車検の時期が近づいてきて、何をすればいいか不安…」 「自賠責保険ってよく聞くけど、結局何のこと?」
車を運転する上で、誰もが耳にする「自賠責保険」。名前は知っていても、その具体的な内容や、なぜ加入が必要なのか、よく分からないという方も多いのではないでしょうか。特に、初めて車を持つ方や、これまでは全てお店に任せきりだったという方にとっては、少し難しく感じるかもしれませんね。
でもご安心ください!この記事では、そんなあなたの疑問を解消するため、自賠責保険について、基礎の「き」から分かりやすく解説します。
この記事を読めば、
- 自賠責保険がどんな保険なのか
- なぜ加入が義務なのか
- もしもの時にどう役立つのか
といったことが、スッキリと理解できます。あなたのカーライフを安心・安全にするために、ぜひ最後までお読みください。
車に乗るなら知っておきたい!「自賠責保険」の基本の「き」
「自賠責保険」ってよく聞くけど、何のこと?
自賠責保険とは、「自動車損害賠償責任保険」の略称で、別名「強制保険」とも呼ばれています。その名の通り、自動車や原動機付自転車(原付バイク)を含む、すべての車が加入を義務付けられている保険なんです。
「強制」と聞くと少し身構えてしまうかもしれませんが、これは万が一の交通事故が起きた際に、被害者を救済することを一番の目的として国が定めている、とても大切な制度です。
なぜ加入が「義務」なの?国の法律で定められた保険
自賠責保険の加入は、「自動車損害賠償保障法」という法律で義務付けられています。これは、もし交通事故の加害者が十分な賠償能力を持っていなかった場合でも、被害者が最低限の補償を受けられるようにするためです。

「被害者のため」の保険、それが自賠責保険の役割
もしもの事故で困らないために
自賠責保険が補償するのは、交通事故の被害者が「死傷した場合」に限られます。つまり、相手の車を壊してしまったり、自分の車の修理費用が出たりする保険ではありません。あくまでも、事故でケガを負わせてしまったり、命を奪ってしまったりした相手(被害者)への補償が主な役割なのです。
どんな時に保険金が出るの?対人賠償に特化
自賠責保険は、「対人賠償」に特化した保険です。具体的には、以下のような場合に保険金が支払われます。
- 被害者の治療費や休業補償(傷害による損害)
- 被害者が亡くなられた場合の葬儀費用や逸失利益(死亡による損害)
- 後遺障害が残った場合の逸失利益や慰謝料(後遺障害による損害)
被害者が安心して治療を受けたり、生活を立て直したりできるよう、最低限の経済的支援を行うためのものです。
補償される金額はどのくらい?(上限と具体例)
自賠責保険には、法律で定められた支払い限度額があります。
- 傷害による損害: 被害者1名につき、最高120万円
- 死亡による損害: 被害者1名につき、最高3,000万円
- 後遺障害による損害: 被害者1名につき、最高4,000万円(障害の程度による)
これらの金額は、あくまでも「最低限の補償」です。もし交通事故による損害がこれらの限度額を超えてしまった場合は、自賠責保険だけではカバーしきれません。この点については、後ほど「任意保険」との違いで詳しく説明します。
自賠責保険がないとどうなる?未加入のリスクを解説
法的な罰則(罰金・懲役)と免許停止
自賠責保険に加入せずに公道を走行することは、法律で厳しく罰せられます。
- 罰則: 1年以下の懲役または50万円以下の罰金
- 行政処分: 違反点数6点、免許停止処分(30日間)
たった一度の不注意で、逮捕されたり、免許が停止されたりする可能性があるため、絶対に避けなければなりません。
事故を起こしてしまったら…自己負担の重い責任
もし、自賠責保険に加入していない状態で交通事故を起こし、相手を死傷させてしまった場合、どうなるでしょうか?
治療費や慰謝料など、被害者への莫大な賠償金を全て自分で支払わなければなりません。数千万円もの賠償金を個人で負担することは、現実的に非常に困難です。人生を大きく左右する事態にもなりかねません。
車検が受けられない!公道を走れない車に
自賠責保険の加入は、車検を受ける際の必須条件でもあります。保険期間が満了していると、車検を受けることができません。車検切れの車は公道を走行できないため、事実上、車を使うことができなくなってしまいます。
このように、自賠責保険は、あなたの安全運転のためだけでなく、法的な義務であり、万が一の事故からあなた自身と被害者を守るための、まさに「生命線」とも言える保険なのです。
いつ、どうやって加入するの?あなたの疑問を解消!
新車購入時と継続車検時の加入タイミング
自賠責保険の加入は、主に以下のタイミングで行われます。
- 新車購入時: ディーラーや販売店で車を購入する際に、自動的に加入手続きが行われます。
- 継続車検時: 車検を受ける際に、有効期間が切れないように更新手続きを行います。車検業者や保険会社で手続きが可能です。
- 中古車購入時: 中古車販売店で手続きを行うか、ご自身で手続きを行う場合があります。
多くの場合は、車検と同時に手続きを行うため、特に意識せずに加入・更新していることが多いかもしれません。
保険料の決まり方と加入期間
自賠責保険料は、車種(自家用乗用車、軽自動車など)や保険期間によって全国一律で定められています。地域や保険会社によって金額が変わることはありません。
一般的に、車検の有効期間に合わせて、24ヶ月や36ヶ月といった期間で加入します。
【参考:自家用乗用車の保険料例(2023年4月1日改定)】 ※最新の正確な情報は、損害保険料率算出機構や国土交通省の公式サイトでご確認ください。
- 24ヶ月:17,650円
- 25ヶ月:18,060円
- 36ヶ月:24,190円
- 37ヶ月:24,590円
(出典:損害保険料率算出機構ウェブサイトより)
保険証書はどこに保管する?車載義務
自賠責保険に加入すると、「自賠責保険証明書」が発行されます。これは、車に常備しておくことが義務付けられています。もし、走行中に提示を求められた際に提示できないと、30万円以下の罰金が科せられる場合がありますので、必ず車内の分かりやすい場所に保管しておきましょう。
「任意保険」との違い、知ってる?
自賠責保険だけではカバーできない範囲とは
先ほど説明したように、自賠責保険は「被害者の死傷」に特化した最低限の補償です。では、もし以下の様な状況になったらどうでしょうか?
- 相手の車を壊してしまった(物損事故)
- 自分の車の修理が必要になった
- 自分自身がケガをしてしまった
- 自賠責保険の補償限度額を超える損害が発生した
これらの損害は、自賠責保険ではカバーされません。
任意保険で備える「もしも」の安心
そこで、自賠責保険で足りない部分を補うのが「任意保険」です。任意保険は、その名の通り加入が義務ではありませんが、より広範囲の事故に対応できるため、多くのドライバーが加入しています。
- 対物賠償: 相手の車や物を壊してしまった場合の補償
- 人身傷害保険/搭乗者傷害保険: 自分や同乗者が死傷した場合の補償
- 車両保険: 自分の車の修理費用や買い替え費用を補償
- 無保険車傷害保険: 無保険車との事故で、相手から十分な賠償を受けられない場合の補償
万が一の大きな事故に備えるためには、自賠責保険と合わせて任意保険にも加入しておくことが、あなたのカーライフの安心に繋がります。
車検も保険も、まとめて安心!「土屋整備工場」にご相談ください
自賠責保険は、車を運転する上で欠かせない大切な保険です。その必要性と役割を理解していただけたでしょうか?
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自賠責保険に関する疑問はもちろん、車検に関するご不安やお見積もりのご相談も、経験豊富な整備士が丁寧にお答えします。
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まとめ:自賠責保険は、安全運転の第一歩
自賠責保険は、あなたが安全なカーライフを送る上で、そして万が一の事故の際に被害者を救済するために、法律で義務付けられた非常に重要な保険です。その役割と必要性を正しく理解し、必ず加入・更新しておくようにしましょう。
「自賠責保険の手続き、よく分からないな…」 「車検のついでに、保険のことも相談したいな…」
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